むし歯(う蝕)
- むし歯が繰り返しできる
- 冷たいもの・甘いものがしみる
- 歯に穴が空いている
むし歯は、初期であれば経過観察で済む場合もあります。しかし、むし歯が進行すると、穴が小さくても中で大きく広がっていることがあります。そのためレントゲンや高倍率のルーペ、顕微鏡を用いて、患部の状態や症状をしっかり確認しながら診断する必要があります。
むし歯の治療は繰り返すごとに歯が削られていくので、最小の回数で治療を終えるためには、適切な材料を選ぶことも大切です。
また、むし歯の原因には歯の質や唾液の質、細菌の量や種類・食生活なども密接に関わっているので、部分的な治療だけでは十分ではありません。
これらを考慮した口の中全体の改善が必要であり、治療が終わった後も定期的な予防やメンテナンスが重要です。
小さなむし歯も要注意!「う蝕円錐」とは?
上から見ると、ほんの小さな穴しか開いていないようなむし歯でも、実は歯の内部の「象牙質」に向かって大きく広がっている可能性があります。このように、広がるように進行して円錐状の形になっているむし歯を「う蝕(しょく)円錐」といいます。
このように、歯の表面上は小さな穴があいているむし歯でも、歯の内部では大きく感染が広がっている可能性があるのです。